MH11.3 昭和46年(1971年) 小柳ルミ子 「わたしの城下町」

  

 まだ寒気が入る三月ですが、2011年3月11日のあの東日本大震災もこんな寒さの時に、人知を超える大津波が東日本沿岸を襲いました。
 私は今日も復興に関する仕事で、気仙沼市唐桑半島で住民説明会に行ってきました。その時、地元の80才余の元気な漁業関係者に、あの地震の直後、漁船を守るために沖に出て、その日のうちに漁港に戻ったお話しを聞きました。仲間の他の船は帰ってこなかったことや気仙沼港の重油火災で黒煙が流れてきたことや多くの浮遊物が海に流れ出していたことを淡々と話されました。
 恥ずかしさが先立つ東北育ちの私が、震災後多大な癒しを受けた「歌姫・天地真理」さんのブログや動画のアップを行ったのは、このような大災害の爪痕の中を震災直後から直接見て、復旧関連の仕事を行ったことも原因の一つです。

 昭和46年(1971年)は小柳ルミ子さんが、天地真理さんの同年10月のデビューに先立ち、「わたしの城下町」でデビューされ(4月25日リリース)、その年のレコード大賞最優秀新人賞に輝きました。この歌は、真理さんの歌でもおなじみの「安井かずみ」さんの作詩 、平尾昌晃氏の作曲。当時、大変ヒットし、19才のルミ子さんの美しくもまっすぐで力ある歌声に、感心したものでした。この時代を象徴する名曲であったことには、誰も異存はないのでは。このレコードシングルの長期間12週連続一位は2014年現在も女性ソロ歌手の歴代トップ記録だそうです(※)。

(※)国鉄キャンペーン「ディスカバー・ジャパン」の流行も手伝い、デビュー・シングルながらオリコンでは、その後12週にわたって1位を独走した。なおこの記録は2014年現在、ソロの女性歌手では歴代1位の記録である[1]。 Wikipedia「わたしの城下町」より

 確かに、ルミ子さんは、天地真理さんの絶頂期に、真理さんの冠番組にゲスト出演されたり、ステージで共演されたりしました。しかし、真理さんの爆発的な人気に、「人気は負けるけど、歌で負けなきゃいいんだ。」とライバル心を燃やして、ヒットを競ったとのこと。また、真理さんの不遇の時期、真理さんのファルセットをからかうようにモノマネされたこともあったようです(You tube等で見かけます)。天地真理さんの国民的スーパーアイドル人気は、日本中を席巻しましたが、三人娘の代表格には強い嫉妬と悲しき感情が蓄積されたのかも知れません。

 しかし、「真理ちゃんがいたから、今のわたしがいる」とする最近のルミ子さんの発言に、詳しくはわかりませんが私には想像し理解できるところがあります。たとへば紅白の出場回数であれば、真理さんは絶頂期の三回、ルミ子さんはデビュー以降連続18回と大きな開きがありました。ルミ子さんには真理ちゃんには絶対、歌だけは負けられないという強い意志が生じ、歌や踊りの鍛錬に励んだのではないでしょうか。

 真理さんの熱心なファンの方々には、上記のことからか「小柳ルミ子」をきらう傾向があるようですが、私は大震災後のにわか真理さんファン。既成の評価は怖くはありません。真理さんの再評価も、小柳ルミ子さんの正しい評価も、目を見開いていなければ出来ないことと思うのです。

   わたしの城下町レコ大最優秀新人賞01

   わたしの城下町レコ大最優秀新人賞03

   小柳ルミ子/わたしの城下町 1971年レコード大賞最優秀新人賞

   小柳ルミ子/わたしの城下町 (レコ大最終審査前)

 同年デビュー、あの「17才」を歌った南沙織さんが同じステージに居て、小柳さんの受賞を何度も祝福しました。新三人娘は、みな愛情豊かです。だからこそ、三人が同時期に国民的人気を呼び、今も愛される名曲、ヒット曲を立て続けに世に出したのではないでしょうか。

   わたしの城下町デビュー思い出して

   小柳ルミ子/デビューの頃を思い出しました・・・

 今もこれだけの歌唱をされる「小柳ルミ子」さん。やはり昭和の大物歌姫に違いありません。このような方と同時期にデビューしオリコン上位、レコード売り上げを競い合い、ライバル視された「天地真理」さんは、大変幸せな歌手であり歌が上手であることは当然のことのように思われます。

 真理さんは、絶頂のアイドル時代、時間ですよのエンディング動画で分かるように、地方収録も含め、ハードスケジュールのTVやラジオ番組出演では、上手さより元気いっぱいの歌唱をするなど、上手い歌唱にこだわらない所もありました。アイドルは歌が、うま過ぎてはいけない?などがあったのか、ともかく元気を届けたいとする真理さんの思いが強かったのか。
 いずれ、国民的スーパーアイドルといわれた天地真理さんの巨大な人気は、小柳ルミ子さんの輝きをさらに大きくした原動力であり、お二人の大活躍こそ『昭和の芸能・歌謡史の重要なページ』にあたるものと思う次第です。

 ところで、この記事の為に何度も「わたしの城下町」を聴いていて、わたしは、何故か、この方、小柳ルミ子さんに紅白歌合戦のトリで、この名曲を歌ってほしいと思うようになりました。森昌子さんも全盛期、トリをとった年がありましたね。ルミ子さんには、新・三人娘の代表として、また昭和を代表する優れた女性歌手として堂々と一年をしめる大役を果たしてほしいと思うのです。ルミ子さん、大衆の皆さん、いかがでしょうか。


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明るき癒しの歌声、天性のファルセットを紹介し、悩める日本人を応援します。

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