MR44 ひこうき雲/天地真理さんの大人の歌って何?(3)


 今年の夏も熱闘甲子園、早稲田実業などの活躍で高校野球は盛り上がり、8月20日(木)、天地真理さんが育った神奈川の東海大相模高校が、東北の悲願・初優勝を祈願される仙台育英をしりぞけ優勝しました。小生ら東北育ちにとって大層、残念無念でしたが、今後に期待感が強まります。その後、真理さんがFACE BOOKに書き込まれたように、全国的にやや涼しくなり、秋風が立つ9月がもうじきです。

  秋と言えば青空にひこうき雲。ちょっと強引ですが、「ひこうき雲」というとユーミンこと松任谷由美さんの歌が有名で、最近、2013年、ゼロ戦の天才設計者、三菱の堀越二郎氏をモデルとした「風立ちぬ」という題名で、宮崎駿監督・ジブリ制作のアニメ映画が話題となりました。

 天地真理さんの現在最後のオリジナルアルバム「童話作家」(1976.12.21発売)にある「ひこうき雲」は、作詩 小谷 夏、作曲 吉川忠英、編曲 船山基紀。明るい 「ひとりじゃないの」の作詞者が、おそらく真理さんと同年代の大人の男女に生じた心の大きな隔たり、かつて愛し合ったが別れは時間の問題ではと思わせる悲しく切ない心情を表現したものと思われます。


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モノクロ画像: Face Book版 天地真理 想い出の足音さん
カラー画像: hiroIGA51さん youtube版 天地真理「夢のチャペル」から

 「ひこうき雲」は天地真理さんを良く知るファンには、根強い人気があり、多くの音楽動画の題材となり、またファンに有名なブログ作者のハンドルネームでもあります。
 そういうわけで、小生には正直コメントがむずかしい曲です。真理さんは、ほかに童話作家、返信、二月の風景画、風花のさよなら、矢車草など、こんなに良い曲からなる「童話作家」というアルバムを出しながら、さして世間の話題とはならず(当時、小生は主にクラシックを聴いていましたが、たっぷり時間のある大学1年生。FMなどで真理さんの曲を聴いた記憶はありません。もっとも、1976年はピンクレディーのデビュー年でした)、翌年、1977年(昭和52年)1月、音楽と芸能活動の休業に入ります。結局この休業は、二年半余に及ぶ長い眠りとなりました。眠り・・・白雪姫だから・・・

  さて、私事ですが、受験勉強に疲れた高三後半(1975)から大学1年(1976)にかけて時々映画館に足を運んでいたのですが、ジュリー・アンドリュース主演映画か寅さんの映画だったか、合間に白黒の芸能ニュースが流れ、天地真理さんの近況が大きなスクリーンに映し出されました。その時、真理さんの歌のステージに自分とほぼ同年代の若い男性が多数押し寄せ真理さんと握手をかわす映像の後、お母さんの小料理店「てまり」に着いた真理さんが、お母さんと短い会話をして、微笑みひとつなく疲れたような悲しい表情で奥の部屋に消えていく映像が流れました。コンサートやリサイタルは男性ファンを中心に依然、人気がありましたが、レコード売り上げが大きく落ち込んでいたからでしょうか。このとき、あの明るいヒット曲で一時代をつくった超有名な天地真理さんが「こんな寂しい表情をされるときもあるんだ・・・」と驚き、ずいぶん悲しくなった記憶があります。

 ともかく、この歌は天地真理さんの数多くある名唱の一つであることは間違いないのでしょう。明るい歌、悲しむ人をやさしく慰めたり元気づけたりする歌こそ得意な真理さんですが、たまには、心の寂しさを素直に歌ってくれていて、なんだかうれしい気もいたします。

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明るき癒しの歌声、天性のファルセットを紹介し、悩める日本人を応援します。

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