MH02.1 日本人の心について

 

 8月となり、子供たちや学生は夏休みですが、大方の日本人は、お盆休みを除くと、真面目に労働するという勤勉な国民であります。国民皆が認めるように、エネルギー資源や鉱物資源をほとんど持たず、勤勉な労働と科学技術のみが利潤をもたらす小さな島国ですから。

 1930年代から終戦の1945年まで、日本人は日中全面戦争および真珠湾奇襲から大東亜、太平洋戦争終結まで、懸命に生きた時代でした。
 ことに最後の昭和20年、アメリカ軍の猛攻による沖縄の激戦、戦艦大和(すなわち日本海軍)の最後、B29による本土空襲、8月6日の広島および8月9日の長崎の原爆被爆、8月15日の玉音放送と終戦、これが語り継がれる日本人の苦闘の歴史です。

 戦争は、日本国民を苦しめ、隣国・アジアを苦しめた事実と、最近指摘される欧米に植民地化されていたアジア諸国を独立させる勇気をアジアの人々に与え、戦後次々とアジア諸国が独立したという事実の双方があり、おそらくもっと多面的な要因もあるのかもしれません。
 いずれ、ある面のみの偏った評価は、日本人の心に強い屈曲を与え、後の時代に悪影響をもたらしかねないと思うのです。
 決しておごらず、かといって、勇敢にたたかった日本人には、平和なアジア共同体を作り、日本にも安定なエネルギーや資源が確保できるように強力な友好関係を築きたいという要求があったはずです。
 一方、日本や中国の貢献や投資によって、東・東南アジア、インド、トルコなどの西アジア、中南米、アフリカの経済や科学技術力が発達すると、今後、欧州の地盤沈下、アメリカの相対的な力の低下がみられることになるでしょう。この中で、様々な国際間の衝突や多民族国家の内紛が生じると思われ、事実そのような事態に苦しむ国家もあるわけです。

 話はかわりますが、日本人の女性、特に良き妻に「才長けて見目麗しく情けあり」とは、昔からの日本人の理想です。時は現代、日本人の女性はどうでしょうか。今時の人気のアイドル・女優(堀北真希や能年玲奈、AKBなど)、かつての人気アイドル・歌手、三人娘(美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ)、吉永小百合、新・三人娘(小柳ルミ子、天地真理、南沙織)、中三トリオ(森昌子、桜田淳子、山口百恵)、キャンディーズ、ピンク・レディー、夏目雅子、小泉今日子、松田聖子等々・・・皆、実際的に「才長けて見目麗しく情けあり」、賢く、きれいで、やさしく、がんばり屋と思われます。日本人の求めるものは、やや男目線かもしれませんが、上は皇室から下は身内の妻や娘まで、このような片鱗があると思うのは、私だけでしょうか。「カワイイ」という日本的な形容詞をはじめとし、このことは日本の歴史や風土なのでしょうか。

 昨日、ケーブルTVでふと「加藤隼戦闘隊」の映画(カラー版)を観て、ひどく感動しました。隼(はやぶさ)は、海軍のゼロ戦とならび称される陸軍の主力戦闘機でした。この隊を率いた加藤建夫隊長(最終位・陸軍少将)とその部下の活躍は、ゼロ戦や海戦の多少の知識しかなかった私には衝撃でした。このような記録は、現在、学校教育では禁止されておりますが、加藤隊長が戦死した部下や家族、そして家を守る細君をいたわる精神は、やはり、それも、「良き日本人の心」を表していると思うのです。

ああ陸軍隼戦闘隊001
ykazssさん あゝ陸軍 隼戦闘隊

  喧嘩は、その戦いがひどい激戦であっても、また理由のある戦いであっても、勝った側には「あの時のことは忘れましょう。」と言えますが、負けた、辛酸をなめた側には、いつまでも忘れられない苦しみとなって、末代までも続く不の感情となります。あの韓流ブームも日韓ワールドカップ同時開催も、韓国人の本当の気持ちを変えるものではなかったようです。先に述べたように戦争には、日本の立場もあったわけですが、韓国人・朝鮮人民、中国人民の心の深い傷も、末代まで続く苦しみであったと、やはり認識せざるをえません。一方、日本国民、特攻や激戦に逝った日本人、原爆に被ばくし得体のしれない悲惨さに苦しんだ方々も、大変な苦しみだったことには、苦痛として変わりはないと思われます。

 「加藤隼戦闘隊」は、職業軍人(航空学校教官)で人格者の隊長が率いる人間的な集団ですが、インドネシヤのパレンバン油田確保の大活躍など、ご批判もあるでしょうが、日本人として心躍る活躍が描かれています。そして、70年以上前に、このような戦闘をする日本人が、常に専制国家北朝鮮のミサイル発射におびえ、中国や韓国が話し合いよりも準軍事的行動で恒常的に領海侵犯する近年、集団的自衛権の延長で、いつ、自身が隠れもっている「加藤隼戦闘隊」の活躍に心躍る、日本人の心の一面に火がつかないかと、強く心配になります。

Tateo Kato Hayabusa
加藤建夫 隼戦隊長 (撮影1942年)

 加藤隼戦闘隊の隊歌とその飛行の様子です。
 ShVAK20さん 加藤隼戦闘隊-Kato Hayabusa Fighter Wing-
 インドネシアのパレンバン油田の確保には落下傘部隊が活躍しましたが、加藤隼戦闘隊の援護が大きな貢献をしました。
 空の神兵
 次は加藤隊長の部下、檜(ひのき)さんのお話です。空中戦で被弾し片足を失いましたが、意識朦朧とした中、亡き隊長に励まされ生還されたとの話が伝わっています。
 隼を語る/檜與平 エースパイロットの証言

 閑話休題、ここで海軍の方ですが、ゼロ戦で有名なラバウル航空隊の歌をお聴きください。ずいぶん元気な軍歌なので、南洋の戦いが激戦となる前、日本海軍の戦績が良かった初期のものなのでしょうか。
 《軍歌》ラバウル海軍航空隊( Rabaul Naval Air Corps)

 さて、真理さんは、今年、2014年7月30日発売のゴールデン☆アイドルのシングルジャケット集の巻末で、「あの頃はファンの為に生きていました。今は娘もいましてファンの為だけでなく私の為にも生きています。」とおっしゃられています。真理さんは外国人のファンの方とも英語で静かに流暢に会話される才長けた方です。かつて、誰もが目を見張る「麗し」のかわいいアイドルでしたが、その本質は「情けある」心優しき女性であるということでしょう。(私個人は昨年、新宿のスクリーンコンサートで、短くご挨拶し、握手していただいただけですが、それでも、何度も会われたファンの方々の感想が良くわかります。)

 真理さんは、国民的スーパーアイドルの二十代の後、三十代でカメラの前で裸身をさらし、その後もコメディエンヌ的にひょうきん族や他の類似の番組にも出演されました。その中で、あれほど光り輝いた「白雪姫」を捨てざるをえない辛酸をなめました。事務所の方針や経済的な必要で、苦しい選択であったのでしょう。だからこそ、今、カメラの前、メディアの前に進んでは出たがらないと思われます。いつも明るい笑顔の下に、どれだけ、トップアイドルゆえの孤独感、そしてマスコミの有らぬ誹謗、中傷に苦しんだことでしょう。
 真理さんが「今、横浜の陽のあたる素敵なお部屋に住み」、一人娘・真保さんやご友人の来訪がよくあるとの近況を知り、真理さんが好んで歌う「小さな人生」を謳歌されていることに、静かに安堵する喜びを持つのが、真理さんファンの共通した感情ではないでしょうか。

 少し、とりとめのないお話となりましたが、歴史的認識は、嘘も、詭弁も、偏った見方も、いつも生じうることを念頭に置き、語り継ぐことで、致命的な誤りの繰り返しを未然に防ぐ一助になるのではないか。そう想う、真夏の杜の都、日曜の午後でありました。

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明るき癒しの歌声、天性のファルセットを紹介し、悩める日本人を応援します。

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